2016☆ほんでNEWS No.95
■厚生労働省の研究班(班長=俣野哲郎・国
これまでの移植を禁じていた方針を見直
します。
動物の臓器や細胞を人に移植する「異種
移植」について、数年後にも、1型糖尿病
の患者にブタ細胞の移植を計画するもの
とされます。
(スゴいこと研究してるのね)
(もしもーし)
(なんか!)
患者にとってインスリン注射の重い負担を
減らせる可能性がでてきます。
(移植したらどうだ?)
(いいね)
異種移植は、人からの提供不足を解決する
手段として世界で研究されています。
(厚生労働省ですか?)
(はい、研究チームです)
臓器の大きさや管理のしやすさから、ブタ
がおもな対象で、近年は細胞を使って強い
拒絶反応を避ける技術が一部で実用化。
海外では人の治療に応用され始めています。
(耳の不調がありましてね)
(いっその事移植してくれ!)
国内では、厚労省研究班が2001年度に作っ
た指針で、ブタが進化する過程で遺伝子に
組み込まれたウイルスを「人への感染の危
険性が排除されるべき病原体」としていま
す。
(では取っ替えましょ)
(おう)
これまでは取り除くことが難しいため、移
植が実施されたことはなかった。しかし、
海外では、このウイルスが人やサルに感染
した報告がないことなどから、危険性の評
価を見直すことになります。
(耳心地どうですか?)
(あってるの?)
(ピったし)
(そうなの)
(誰が猪八戒か、バカたれ!)
☆ほんで、
新指針では、移植後30年間経過を観察する
ことを条件に認めることにしました。5月
にも厚労省の部会に報告され、事実上の解
禁となる見通しです。
(わしは違いが分かる男になる!)
(だまれ、本質も分からんくせ)
(やるのか)
(皆様の食卓に正露丸が出ますように)
■つづく。